今後のパチンコ業界の見通しについて

国民娯楽として広く浸透しているパチンコ。
しかしその展望や未来は必ずしも明るいものといえない面もあります。

まず純粋な市場規模。
かつては30兆円産業とも言われ、その巨大さが大きく指摘されていましたが、ここの数年は急激な規模の縮小が目立っています。
財団法人社会経済生産性本部が発表した「レジャー白書2008」では市場規模は22兆9800億円。
これは前年度に比べ4兆4750億円という大幅な下落となっています。
また、パチンコ人口も1450万人、前年に比べ210万人減少しています。

この急激な下落にはさまざまな原因が指摘されています。
長引く不況、娯楽の多様化、若者離れ、さらには近年社会問題になっているパチンコ依存症によるイメージの悪化など。
また2004年に改正された風俗営業法において一部のパチスロ機の撤去が決定されたことも大きな要因と言われています。

パチンコ業界でもこの状況を打破し、未来の展望を明るくするべくさまざまな対策を練っています。
数年前から急激に増えているタイアップ機種などはその典型的な例でしょう。
有名人やヒット作品とタイアップした機種を投入することでパチンコの暗いイメージを払拭し、新しいファンを引き込む狙いがあります。

また高い技術を活用した機種も増えており、純粋にやってて楽しい、娯楽性豊かな要素を高めています。

厳しい経済状況の中、どの業界も業績悪化に苦しんでいます。
そんな中まだ22兆円もの規模を維持しているパチンコ業界はまだ恵まれているという考えもあるでしょう。
ただ若者離れやイメージの悪化は業界の未来にとって大きなマイナス要因となります。
シニア世代が元気と言われている今のうちに魅力ある娯楽としてのパチンコのイメージを確立できるかどうかが未来に向けた展望の大きなカギを握る、そんな気もします。